EDOFは Extended Depth of Focus (焦点深度拡張)の略で白内障手術などの眼内レンズなどに使われている技術です。
’ピントが合っている’と認識できる範囲を広げて遠くから近くまで高い見え方の質を維持します。
拡張焦点深度のイメージ
EDOFレンズ
EDOFレンズでは、焦点深度が拡張されており、遠くから近くまで連続的に’焦点(ピント)が合っている’と認識できる。
単焦点レンズ
単焦点レンズでは、’焦点’と’焦点(ピント)が合っている’と認識できる範囲(焦点深度)がある。
二重焦点レンズ
二重焦点レンズでは、’焦点’と’焦点(ピント)が合っている’と認識できる範囲が二箇所あるが、中間距離では焦点が合いにくい。
従来の遠近両用コンタクトレンズのデザインと異なり、遠・中・近方の度数をまるで“Annual Rings(木の年輪)”のように何重にも連続させることで、焦点深度の拡張を実現。暗所など瞳孔の大きさが変化した際の見え方、まばたき時や視線を動かしてレンズが動いた時の見え方の変化といった従来品の欠点の克服を目指しました。
様々な問題にとらわれない見え方
通常時のイメージ (フィッテイング良好・通常瞳孔径時) |
暗所でのイメージ (瞳孔が大きくなった時) |
安定が悪い時のイメージ (レンズがずれた時) |
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二重焦点 レンズ |
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遠方部分・近方部分の比率が通常時と変化するため、周辺部分の影響を受ける。 | |||
累進多焦点 レンズ |
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遠方部分・近方部分の比率が通常時と変化するため、周辺部分の影響を受ける。 | |||
シード |
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遠・中・近を同心円状に配置した独自のレンズデザインにより、周辺部分の影響を受けにくい。 |
シード1dayPure EDOFは、瞳孔径の変化やレンズの動き・ずれによる見え方への影響が小さくなるよう、設計されています。
二重焦点 レンズ |
累進多焦点 レンズ |
シード 1dayPure EDOF | |
瞳孔変化の影響による見え方 | △ | △ | ◯ |
レンズ位置ずれの影響による見え方 | △ | △ | ◯ |
様々な影響下においても安定した見え方が期待できます。
見え方イメージ
スライダーを動かして見え方を比較